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Lenovo Chromebook S330

概要

Lenovo Chromebook S330は、クラムシェル型のChromebookである。 14インチのHD液晶、ASCII配列のキーボードを持ち、eMMC 32GBまたは64GBのモデルがある。 外部IFはUSB C(PD対応)、USB A(USB3.0)、HDMI、SDカードスロット(SDカードが半分くらいはみ出す)、およびφ3.5ステレオミニジャックである。

2025年6月までのOSアップグレード保証がついている。

液晶はタッチパネルではないので、タッチパッドとキーボードでの操作となるため、ゲームなど一部のAndroidアプリでは操作に問題があるかもしれない。

Chromebook S330

アプリケーションにWindows専用などの縛りがなければ、廉価なPCとしてはアリではないかと思う。

印象

キーボード

S330はUS配列のキーボードだが、ストロークが浅くカチャカチャと音がするやや安っぽい打鍵感であるが、タイプに問題はない。 左端のキーがやや大きく、無駄な感じがあるが、致命的なものではない。

最上段はファンクションキーではなく、機能が割り当てられているが、ファンクションキーとして使用することもできる。 このあたりは、Surface シリーズに近いかもしれない。

キーバインドは基本的には割当を変更できない。 検索キーやCTRLなど一部のキーに関しては設定で割当を変更できる。 Aの左隣にある検索キーはCTRLに割り当てて使用している。

検索は、ランチャーの呼び出しも兼ねており、何らかのキーに割り付けておくほうがいいかもしれないが、タスクバーからも呼び出せるので割り当ててなくても困ることはない。

日本語入力に際して、F6~F9のキーを多用する人には、デフォルトで最上段がファンクションキーではないのは困るかもしれないが、CTRL+U,I,O,Pを使用している人には大した問題ではないかもしれない。

キートップに刻印はないが、ALT+BSでDEL相当の動作になる。

タッチパッド

タッチパッドは感度なども含めて良好である。 一本指でのタップで左クリック、二本指のタップで右クリックになるのが、やや特殊だろうか。

二本指での上下のスクロール操作がWindowsと逆になっているので、必要に応じて割当を変える必要があるだろう。

ディスプレイ

14インチなので、サイズ的には十分な大きさがある。 表面はノングレア処理されていて、今どきの液晶モニターに比べてやや発色が悪い感がある。 HD解像度なので、十分だとは思われるが、昨今の高精細なモニターに比べるとややDPIが低いと言わざるを得ない。

視野角はそれほど広くもないが特筆するほど狭くもない。

バッテリー

バッテリーライフは非常に長いと言える。 数時間くらいの連続使用ではバッテリーはあまり減らないので、一日連続使用しても、十分に耐えられるのではないかと思われる。

充電は、USB PDで行うことができるので、モバイルバッテリーで運用することも可能だろう。

アプリケーション

Linux

設定でLinuxをONにすると、Debianが使用可能になる。 X Windowも使用できるので、多くの Linuxアプリが使用できるものと思われる。

ただし、CPUは決してパワフルではないので、正直、パフォーマンスが必要なアプリの場合には、あまり期待はしないほうがいいだろう。

MS Office

Android版のOfficeアプリが使えるが、Office365のサブスクリプションがないと、ビュワーとしてしか機能しない。 編集や保存などは、サブスクリプションが必要となる。

lenovo_chromebook_s330.1617580316.txt.gz · 最終更新: 2021/04/05 08:51 by araki