====== コンポジット出力モジュール ====== ===== 出力不良 ===== 入手したPC-6001mkIIはコンポジット出力の色がおかしかった。 具体的には、全体がセピアがかったようになっており、ユニットの不調が疑われた。 {{:pxl_20201121_042909728.jpg?400 |セピア色の画面}} 古い電子機器にはつきもののケミコン抜けが疑われたので、部品を交換することにした。 ===== 搭載されていたコンデンサー ===== ^容量^耐圧^数量^ |470uF|6.3V|1| |10uF|16V|1| |100uF|16V|2| |100uF|10V|2| 以上のコンデンサーが搭載されていた。 外観は問題なさそうだったのだが、とりあえずすべて交換することにした。 {{:pxl_20201119_100709720_2.jpg?400 |オリジナルの状態}} 今時のコンデンサは、耐圧や容量が違っても、外観が同じようなので、間違わないように、一つ外しては、一つつけを繰り返す。 基板にはマイナス側を白塗りでマークされているので、極性を間違えることはないだろう。 470uF 6.3Vだけ、固体コンのいい奴しか見当たらなかったので、それを使った。 {{:pxl_20201121_055430551_2.jpg?400 |交換後}} ===== 結果 ===== 交換したモジュールを組み込むと、無事に色が正常な状態になった。 {{:pxl_20201121_060519791.jpg?400 |正常な画面}} なお、摘出したコンデンサの裏側も含めて外観上の異常は見当たらなかった。 古いコンデンサーは外観だけでは判断できないようだ。 {{:pxl_20201121_061456622.portrait.jpg?400 |交換したコンデンサー}}