====== Brain ====== ===== 概要 ===== シャープの [[https://jp.sharp/edictionary/|Brain]] は電子辞書である。 このうちの一部のデバイスは [[https://brainux.org/|Brainux]] という Linuxが動作する。 ここでは Linuxが動作する機種での Linuxの導入や設定について記しておく。 ===== Brainux ===== Brainux の導入は、配布されいてるOSイメージを microSDカード((SDHC 32GBまで対応のようである。))に書き込み、辞書の外部アプリとして起動することで動作させることができる。 本体を改造したり、内蔵のストレージを変更したりするわけではないので、いつでも辞書に戻すことができる。 SDカードには、dd を使うほかに、イメージを書き込めるユーティリティを使う方法がある。 Brainuxに触れているほとんどのサイトは BlenaEtcherを使っているが、別に Rufus でも構わない。 というか、わたしは Rufusを使った。 Rufus はWindowsなら Microsoft Storeから導入できる。 本体のMicro USB端子に[[https://amzn.to/4dNmQEM|電源供給可能なOTGアダプタ]]を接続すればUSBデバイスも利用可能である。 キーボードや有線LANアダプタが動作確認されている。 {{::brain:usb_otg.jpg?400|}} 写真のOTGアダプタは有線のLANを内蔵しているので、ネットワークに直接接続できる。 時刻は自動的に同期するので特に何かする必要はない。 無線LANのドングルを刺してみたが、ドライバが同梱されておらず、パッケージとしても配布されてない。 自力でビルドしようとしたが現状うまくいっていないので有線LAN限定で使用している。 ==== 導入した機種 ==== === PW-SH2 === 高校生向けの製品で、近所のワットマンで2,480円で入手。 おそらく、現状の Brainux向けには最も適したモデルの一つだと思われる。 充電用のUSBケーブルが付属していた。 {{:undefined:pxl_20240901_071629324.portrait.jpg?400|}} microSDカードはダイソーで550円で売られていたものを使った。 === PW-SB4 === ビジネス向けの製品で、近所のハードオフのジャンク箱の中にあった。 ジャンク箱から取り出し電源を入れると、半分ほどのバッテリー残量で動作していたのでとりあえずゲット。 付属品はなしで1,880円。 辞書時には問題ないが、Brainux時にキーボードにやや難がある。 個体の問題なのか、PW-Sx4のキーボード周りの実装に問題があるのかは不明。 キーが無限にリピートされる、F、Rとシフトまたは記号キーとの同時入力ができない。 世代的にはSH2より新しいはずなので性能が上がっていることを期待したが、UnixByteBench のインデックスでSH2が30をたたき出したのに対して25だったため、SH2に比べて向いていないといえるかもしれない。 {{::brain:pw-sb4.jpg?400|}} microSDカードはノジマで売られていた450円のものを使った。