====== Deno ====== ===== 概要 ===== [[https://deno.land|Deno]] はJavaScriptの実行環境である。 [[https://nodejs.org/ja/|Node.js]] の問題点を解決するものとして実装されているため、多くの改良点を含む反面、既存のライブラリを利用できないことなどが、普及の妨げとなっている。 ===== 導入 ===== snapが利用できる環境では、snap上にパッケージがある場合があり、それを利用できるが最新版とは限らない。 $ sudo snap install deno Ubuntu用にはパッケージが存在しているが、WSLではsnapdが動作しないため、snap自体がサポート外になっているため、WSLでは利用できない。 そういった環境や最新版を追いたい場合には、直接 [[https://deno.land|Denoの公式サイト]]からダウンロードし、インストールする以下の方法を用いる以外に方法がない。 この方法では、ユーザ環境へのインストールが行われるため特権は必要はないが、Ubuntuなどの Linux環境では、curlとunzipが導入の際に利用されるため、これらがインストールされている必要はある。 $ curl -fsSL https://deno.land/x/install/install.sh|sh ######################################################################## 100.0% ######################################################################### 100.0% ######################################################################### 100.0% Archive: /home/foo/.deno/bin/deno.zip inflating: /home/foo/.deno/bin/deno Deno was installed successfully to /home/foo/.deno/bin/deno Manually add the directory to your $HOME/.bash_profile (or similar) export DENO_INSTALL="/home/foo/.deno" export PATH="$DENO_INSTALL/bin:$PATH" Run '/home/foo/.deno/bin/deno --help' to get started $ 上記で示唆されるように、.bashrc などに、環境変数の定義を追加する必要がある。 将来的に、.deno を削除した時にも問題がないように、ディレクトリのチェックを追加している。 # deno if [ -d ${HOME}/.deno ]; then export DENO_INSTALL=${HOME}/.deno export PATH=${DENO_INSTALL}/bin:${PATH} fi ===== 更新 ===== deno 自身が npmなどのパッケージマネージャの機能を持っているため、更新を deno 自身で行うことができる。 $ deno upgrade [--version <バージョン番号>] バージョンを指定することで特定バージョンへの更新も行えるが、普通は特に指定しないで最新版へ更新すればいいだろう。 $ deno upgrade Looking up latest version Found latest version 1.11.0 Checking https://github.com/denoland/deno/releases/download/v1.11.0/deno-x86_64-unknown-linux-gnu.zip 30.1 MiB / 30.1 MiB (100.0%) Deno is upgrading to version 1.11.0 Archive: /tmp/.tmpmQONJD/deno.zip inflating: deno Upgraded successfully $ deno --version deno 1.11.0 (release, x86_64-unknown-linux-gnu) v8 9.1.269.35 typescript 4.3.2 $