2020年秋にクラウドファンディングサイト Makuake で、1000台を7時間弱で完売するというスマッシュヒットを記録したカメラ。 35mm換算100mm/400mm/800mm(デジタルズーム)という三段階のステップズームを持った望遠カメラ。 手のひらサイズで、EVFをのぞき込んで撮るスタイル。 センサーは 1/3インチ 1300万画素と、ちいさいことと、F5.6~6.3 (絞り固定)と暗めであることから、夜間の撮影は絶望的。
Canon Camera Connect(アプリ)を利用して、スマホとファインダーを共有できるデジタルテレスコとしての側面を持つ。
手振れ補正は強力で、800mm f/6.3という暗い状況にもかかわらず、ぶれなく撮れる。 月をオートで撮影できる。
充電器は、USB PD対応で、9V2A(18W)以上の給電能力が必要。 付属の充電ケーブルはUSB 2.0相当だが、eMarkerが入っており、おそらくは3Aを担保しているものと思われる。 充電器の出力にはシビアで、18W以上でないと充電できないが、ケーブルはeMarkerが必須というわけでもないようである。
その辺の USB-Aの充電器やモバイルバッテリーに Type A-Cのケーブルをつないでも充電できない可能性があるので、きちんとUSB PD対応の充電器を用意する必要がある。
専用ケースとしてmi-naのケースがラインナップされている。 キヤノンのオンラインショップで同時購入でのみ購入可能1)で、単体販売はされていない。
Makuakeのクラウドファンディング分に関しては、おそらく、欧州向けのパッケージが送付されたと思われ、本体外部、箱、説明書等に技適マークがついていない。
また、本体メニューにある「認証マーク表示」でも技適は表示されない。
この件を、キヤノンマーケティングジャパンに問い合わせたところ、本体内部の通信モジュールの基板に技適マークがついているので、国内での使用に関して問題はないとの回答を得ている。