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Bluetoothについて
WindowsXP(SP2?)でBluetoothを利用するには、結構手間がかかります。最大の要因は、非常に半端に提供されているマイクロソフトのプロトコルスタックにあります。非常に限定的なプロファイルのみを提供しているために、例えばヘッドセットなどが利用できないのです。
これを回避するためには、Bluetoothのスタックを、WindowsXPのものから、Bluetoothアダプタの提供するものに入れ替える必要があります。
Bluetoothスタックの入れ替え
まず、Bluetoothアダプタのドライバをインストールします。これはアダプタに付属していると思います。うちの場合はBT-02UD2を使っていますので、ダウンロードしたものをインストールしました。
この状態でアダプタを差し込むと(USBアダプタの場合)、アダプタを検出して、マイクロソフトのドライバをロードします。デバイスマネージャで確認すると、図のように、マイクロソフトのものが起動されていることがわかります。この状態では、ヘッドセットを接続してもオーディオデバイスとして利用できません。
利用できるようにするためには、この状態で、デバイスのプロパティを開いて、デバイスドライバのタブをあけ、ドライバの更新を選びます。
ドライバの更新は、検索をさせずに、一覧を表示させます。一覧の中に、先にインストールしたドライバがありますので、これを選んで更新をかけます。
更新が完了すると、デバイスのプロパティが図のように、アダプタ本来のものに変わります。
デバイスの一覧から、マイクロソフトのエミュレータも消え、これで、ヘッドセットなどを使えるようになります。
アダプタ
BT-02UD2 (プラネックス)
USB型のアダプタです。WindowsXPではドライバをインストールしただけでは正しく利用できません。上記の手順で、マイクロソフトのドライバを排除する必要があります。あとは特に難しいところはありません。
Bluetoothはスペック的には10mの範囲で使えることになっていますが、離れるほどに、ヘッドセットの音質はひどくなっていきます。近距離、見通しの距離で利用するのがいいのかもしれません。またUSB型のアダプタの場合には、差込み位置によっても受信感度が変わるようなので、延長ケーブルなどを利用して、開けた位置に配置するのもいいかもしれません。
小さいためか、感度がよくない気がします。何しろ、至近距離にヘッドセットを置いて、受信状況を見てみても、良好にはなかなかならないのです。電子レンジなどの同じ周波数帯を使うデバイスが近くにあるとということは確かにあるのでしょうが、電子レンジは使ってなくても、そういう状態だし、大体が、同じ周波数帯を使うコードレス電話の音声は普通に聞こえるのに、BTヘッドセットの音声をクリアに送受できないというのは、このデバイス、或いはBluetoothという規格自体に何か問題があるとしか思えません。普及しなかったわけを垣間見た気にさせられます。
ヨドバシカメラで3,980円で購入しました。
ヘッドセット
上にも書いたように、ヘッドセットは、音質がかなり悪いことを覚悟しておかなければなりません。ヘッドセットのプロファイルとやらがどうなっているのか、わかりませんが、何らかの符号化をするのではなく、そのまま音声を電波に変調して乗せているかのような印象です。ノイズを拾い捲りですので。
LBT-HS100C2 (ロジクール)
公式には、MacOS Xしかサポートしないことになっていますが、少なくともBT-02UD2との組み合わせではWindowsXPでも問題なく使えています。Skypeからも利用できました。
交換用の色違いパネルと、イヤーフックの予備がついています。
ヨドバシカメラで8,800円で購入しました。