Surface Go (eMMC 64GB/4GB)
概要
マイクロソフトの小型タブレットPC。 米国では$399の衝撃の価格で発表されたが、日本向けにはなぜかOffice 2016を搭載したモデルのみをラインナップしたため、価格的魅力は全くなくなってしまった。
69,800円程度の eMMC 64GB/4GBのモデルと、89,800円程度の SATA SSD 128GB/8GBのモデルがあり、世間的には後者が圧倒的にお勧めされている中、eMMC 64GB/4GBのモデルをチョイスした。
CPUは第七世代の Pentium Gold 4415Yを搭載。 ATOM搭載が多い10インチタブ界隈ではやや性能面で有利だが、過剰な期待は禁物のスペック。
Windows10で運用するにあたって、ストレージデバイスは32GBでは不足することが分かっているので、64GBは必要最低限。 4GBのRAMは多量のアプリを同時起動しない限りは不足ではない。 レビューなどでは、eMMCは低速なので実用的ではないとか、4GBでは不足などと書かれているが、10.1インチの小型モバイルPCに一体どれだけの作業をさせるつもりなのかと問いたくなるが、もちろん予算が許すなら、SATA 128GB/8GBの方がいいのは議論の余地はない。 要するに2万円ていどの差額をどう考えるかということだろう。
Windows10 Home + Office 2016ではあるが、Office作業に向いているかといわれるとやや疑問。 運用シーンからも無償のOffice Mobileで足りる程度の作業しかしないので、やはりOfficeのないより廉価なモデルをラインアップしてほしかった。
なお、廉価版は、米アマゾンなどから購入できるが、米国モデルは技適マークがないので、国内での運用は電波法に抵触する恐れがある。
Typeカバーは、国内でもASCII配列のものを購入可能であるが、色は黒のみになる。
USB PD対応なので、モバイルバッテリーでも運用できる。専用充電器を使う必要もないため、上位モデルのSurfaceより圧倒的に可搬性に優れている。1)
Typeカバーは、そこらのモバイルキーボードと比べても秀逸であり、やや音がぱこぱことうるさいことを除けば、タッチパッドの出来も含めて非常に良好。