ユーザ用ツール

サイト用ツール


brain

Brain

概要

シャープの Brain は電子辞書である。 このうちの一部のデバイスは Brainux という Linuxが動作する。 ここでは Linuxが動作する機種での Linuxの導入や設定について記しておく。

Brainux

Brainux の導入は、配布されいてるOSイメージを microSDカード1)に書き込み、辞書の外部アプリとして起動することで動作させることができる。

本体を改造したり、内蔵のストレージを変更したりするわけではないので、いつでも辞書に戻すことができる。

SDカードには、dd を使うほかに、イメージを書き込めるユーティリティを使う方法がある。 Brainuxに触れているほとんどのサイトは BlenaEtcherを使っているが、別に Rufus でも構わない。 というか、わたしは Rufusを使った。 Rufus はWindowsなら Microsoft Storeから導入できる。

本体のMicro USB端子に電源供給可能なOTGアダプタを接続すればUSBデバイスも利用可能である。 キーボードや有線LANアダプタが動作確認されている。

写真のOTGアダプタは有線のLANを内蔵しているので、ネットワークに直接接続できる。 時刻は自動的に同期するので特に何かする必要はない。

無線LANのドングルを刺してみたが、ドライバが同梱されておらず、パッケージとしても配布されてない。 自力でビルドしようとしたが現状うまくいっていないので有線LAN限定で使用している。

導入した機種

PW-SH2

高校生向けの製品で、近所のワットマンで2,480円で入手。 おそらく、現状の Brainux向けには最も適したモデルの一つだと思われる。 充電用のUSBケーブルが付属していた。

microSDカードはダイソーで550円で売られていたものを使った。

PW-SB4

ビジネス向けの製品で、近所のハードオフのジャンク箱の中にあった。 ジャンク箱から取り出し電源を入れると、半分ほどのバッテリー残量で動作していたのでとりあえずゲット。 付属品はなしで1,880円。

辞書時には問題ないが、Brainux時にキーボードにやや難がある。 個体の問題なのか、PW-Sx4のキーボード周りの実装に問題があるのかは不明。 キーが無限にリピートされる、F、Rとシフトまたは記号キーとの同時入力ができない。

世代的にはSH2より新しいはずなので性能が上がっていることを期待したが、UnixByteBench のインデックスでSH2が30をたたき出したのに対して25だったため、SH2に比べて向いていないといえるかもしれない。

microSDカードはノジマで売られていた450円のものを使った。

1)
SDHC 32GBまで対応のようである。
brain.txt · 最終更新: 2024/09/04 22:53 by araki